移住のねだん・トップ |
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■ 定住準備 |
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■ 退職の準備 |
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■ 移住後 |
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■ 土地の取得・廃屋解体・整地 |
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■ 新居(店舗兼住宅) |
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■ 定住準備(永住地を決めるまでの2年間の活動:2008年3月- 2010年3月)
第1回秋田訪問 2008.3.16−3.22(7日間) | |
秋田県インターネットアグリスクール受講 | 10,000円 |
NPOふるさと回帰支援センタ年会費 | 5,000円 |
現代農業購読 | 13,200円 |
第2回秋田訪問 2008.5.22-5.25(4日間) | |
八竜ふるさと会参加 | 8,000円 |
第3回秋田訪問 2008.9.17−9.25(9日間) | |
札幌での起業者との面会 | 48,550円 |
◆2008年小計 | 614,092円 |
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第4回秋田訪問 2009.2.7−2.14(8日間) | |
現代農業購読 | 13,200円 |
NPOふるさと回帰支援センタ年会費 | 5,000円 |
NPO横浜里山研究所准会員・年会費 | 3,000円 |
荒井沢緑栄塾・会費+入会金等 | 5,900円 |
長野県青木村・たんぽぽ堂 交通・宿泊費 | 31,120円 |
全国山羊ネットワーク入会・年会費 | 3,000円 |
第5回秋田訪問 2009.6.21-7.4(14日間) | |
第12回全国山羊サミット参加(交通・宿泊・参加費) | 40,940円 |
第6回秋田訪問 2009.10.10-10.13(4日間) | |
第7回秋田訪問 2009.10.31-11.8(9日間) | |
三種ふるさと会参加 | 5,000円 |
◆2009年小計 | 841,684円 |
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第8回秋田訪問 2010.1.14-1.19(6日間) | |
◆2010年小計 | 54,028円 |
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準備活動合計 | 1,509,804円 |
■ 転居関係(横浜の団地を引き払って、仮住まいに落ち着くまで)
引越費用(おまかせパック) 2010.4.3-4.6 | 649,612円 |
退職・転居葉書印刷(120枚) | 8,700円 |
葉書用切手 | 6,000円 |
近隣あいさつ手土産 | 8,970円 |
団地修繕(ガス栓) | 7,600円 |
団地修繕(ガラス・壁紙・壁穴等) | 4,500円 |
粗大ゴミ廃棄(16個) | 6,600円 |
高速道路・ガソリン代 2010.4.4-4.5 | 13,750円 |
宿泊費 2010.4.4 | 24,000円 |
仮住まい電気設備器材・工事費 | 105,700円 |
仮住まい井戸ポンプ器材・工事費 | 84,300円 |
固定電話移転費 | 3,360円 |
仮住まい住居整備費 | 52,909円 |
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転居合計 | 976,001円 |
(転出時参考) 家具リフォーム、家電買い替え・廃棄等、なんのかんのとかかるものです
家具補修T(木工部) | 50,000円 |
家具補修U(椅子5脚革張替え) | 39,375円 |
家具補修V(ソファクッション補修・張替) | 120,000円 |
掃除機 | 42,500円 |
アラジン石油ストーブ | 27,630円 |
象印電気まほうびん | 14,547円 |
コードレスアイロン | 14,338円 |
除湿機 | 20,800円 |
洗濯乾燥機 | 71,800円 |
家電廃棄料(エアコン3台、TV、洗濯機 | 12,545円 |
ふとん | 67,720円 |
座布団 | 7,200円 |
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転居時買替え等費合計 | 488,455円 |
わたしたちは、秋田への移住までに2年間の準備を費やしました。
その2年間で都合8回、往復し、三種町というエリアを定め、棲家となる土地を求め、そして仮住まいの住居をお借りすることになりました。この8回の往復の旅費や滞在費、その他の活動費、そして仮住まいに転居して落ち着くまでに要した費用を合算すると250万円にのぼります。
2年間という準備期間が妥当であったのか、あるいは費用のかけ方が適切であったのかについては、人さまざまの評価になると思います。
わたしたちに限って言えば、まず2年間という歳月は適当でした。これ以上、長ければダレて疲れます。これより短ければ、間に合わなかったと思われます。ただ、日本全国中から探し出すとか、あるいはわたしたち以上にこだわりをもって、風光明媚な場所や古民家のある場所を探すなどといった場合には、さらに十分な期間も必要でしょう。
費用については、適切というか、やむを得ないという感じです。
秋田との往復の交通費・宿泊費が費用の大部分を占めます。温泉旅館に泊まったり、観光を兼ねたこともやりましたが、それはそれで家族や夫婦といった家庭のありていを大きく変えていく過程には、必要であった環境であり、行動であったと思っています。どれも、とくに贅沢な旅行ではありませんでした。
転居に関わる費用も同様で、これだけ掛けることは本意ではないが、まあしかたがないというところです。
人間、なにかことを起こそうとすると、大なり小なりのお金が必要になります。経験したことがないことには、想定外の費用が多々生じます。しかも、相応の額になります。
同じように田舎住まいするのでも、Uターンの方であれば、かなり負担は軽いはずです。
還る町が決まっているわけですし、住宅の手配などについても、ふるさととのネットワークが役立つことでしょう。わたしたちのように仮住まいという段階を経なくても、事前に新居や中古のリフォームをやっておくことも可能だろうと思えます。
それでは、IターンやJターンの方は、必ずこれだけの原資がなければならないのかというと、移住のプロセスをかえることによって、大幅に削減させることができます。
つまり、「住んでしまう」わけです。
わたしたちの場合は、小さな農園を拓いて、そこに店舗を設けたいという夢があります。そういうインスピレーションを感じる土地をみつけるまで期間を要しました。
都市に生活基盤をおきながら探しましたので、行き来が生じ、つまり、費用もかかりました。
これをやめて、まず「住んでしまう」という手があります。
賃貸の物件で十分ですから、気に入った町にまず住んでしまうことです。そうなりますと活きた情報が身近に手に入ります。現地で確認するのもすぐです。こうして、現地で腰を据えながら1年程度かけて、気に入った土地なり、家を探すことです。
どの方法でも長短所がありますし、田舎住まいの準備は百人居れば百通りのやりかたがあるはずです。
いずれにせよ、焦って結果を早く求めようとすれば、費用も労力もかかります。田舎で土地を探そうと思えば、現地のペースに合わせて、ゆっくりやること、これが秘訣です。
なお、わたしたちの場合は、地元のNPOのお世話になりながら、定住地を探しましたが、NPO等の存在の有無によっても、所要の費用は変わってきます。大幅に・・・とは言いませんが、本来、自分たち自身がやらなければならないことを、現地でサポートしてくれるわけですから、経費の面でも助かることは事実です。