町の紹介・トップ |
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1.(まずは)秋田県はこんなところ |
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2.独断と偏見による三種町の紹介 |
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3.田舎暮らしの「懲りない」仲間たち |
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わたしたちが移住したのは、秋田県山本郡三種町(みたねちょう)の湖畔にある、また海沿いにもなるちいさな集落の一画です。この小山の谷あいにある土地を、戦後、七軒の入植者が開墾したのだそうです。しかし、時代は、その子どもたちを都会に吸い寄せ、せっかく先人が開拓した在郷の地は、あとを継ぐものを失って、長く荒廃してしまいました。そのふたつの区画を、譲り受け、新たな開墾者となる気持ちで棲みつくことにしました。
陽が、奥羽の山脈から暁の湖面に映えて昇り、やがて日本海に沈んでいきます。それは、日々の荘重な調べのようです。満天の星の煌きは悠久の語り部のように想えます。
世界遺産・白神山地と国定公園・男鹿半島の中間に位置し、周辺はメロンやじゅんさいの一大産地となっています。
移住を決める前に、三種町を訪れますと、会う人会う人に、かならず云われました。
「こごはなあにもないけど、いいどごだよぉ、おいでなさい」
なんにもない なんにもない
なあんにもない なんにもない
なあんにもないのが いちばんいい
なあんにもないところに、思いがけず、とんでもない宝物が隠れているような気がして、横浜から移り住んでみました。
ここでは、わたしたちの棲んでいる町を紹介してみましょう。