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| 里ネコ・ミーヤのこと |
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| 七つの仔の出産と成長のアルバム |
| 出産の日 -2010.4.27- |
| 第一週 -2010.4.28-5.3- |
| 第二週 -2010.5.4-5.10- |
| 第三週 -2010.5.11-5.17- |
| 第四週 -2010.5.18-5.24- |
| 第五週 -2010.5.25-5.31- |
| 第六週 -2010.6.1-6.7- |
| 第七週 -2010.6.8-6.14- |
| 第八週 -2010.6.15-6.21- |
| 第九週 -2010.6.22-6.28- |
| 第十週 -2010.6.29-7.3- |
| 最後の頁 -2010.7.4- |
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| 里親さんのお便りコーナー |
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| ミーヤの物語 |
| 2010年のこと |
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成長の記録 -2010.6.15〜6.21-
-2010.6.15- Tue
本日、日中はじっとしていても額に汗をじわりとかくような陽気。秋田に移住したての4月の上旬は、余りの寒さに震えがとまらずにいたのですから、季節のめぐりは早いものです。仔ネコたちも少し前までは七匹がひとつの塊で寝ていたものが、成長したからでしょうか、暑いからでしょうか、それぞれがそれぞれ快適と思える場所で眠りこけています。
NPOから頼まれた資料づくりに早朝からとりかかり、午後は事務所でその打合せ・確認や印刷作業。自宅に戻ったのが、4時頃でした。そうしましたら、奥の部屋からミーヤが、待ち受けたように出てきてわたしの足もとでペタリと寝そべるではありませんか。ねえねぇ、ちょっとはわたしもかまってよと言っています。苦笑いしながら、たっぷり撫でてあげました。
-2010.6.16- Wed
100万回生きた猫は、彼を愛した100万人の飼い主の哀しみには一瞥もくれず、しかし、最後に自分が愛した白猫の死に100万回の涙を流して、従容と死におもむきます。彼の100万回の生と、泉もつくろうかという飼い主たちの涙は、ついには昇華されたのでしょうか。白い猫は、100万回も生きた猫に愛され、仔をなして、おばあさんになり、果たして幸せだったのでしょうか。それとも、彼女も実は、彼女を愛した100万回生きた猫の哀しみに一瞥もしなかったのでしょうか。それは相当にひねくれた見方ですが、100万人の飼い主を一顧だにしなかった猫のことです。むしろそれを良しとして、潔く受け止めたのではないでしょうか。
今日は、ひさびさの雨。田や畑には恵みです。テンポの良い打楽器のように響く雨音に囲まれ、ミーヤと七匹の仔ネコを眺めながら、絵本の主人公のことを想うのでした。
※今日の写真はニャアちゃん特集で・・・とくに理由はありません。
-2010.6.17- Thu
仔ネコたちにも相応の分別がついてきましたので、ダンボール荷物の隙間や家具の裏など、雑然としているわが家に自由に放っておいても、たいがいは自力で戻ってこれます。元気に動き回っている間は、その音を頼りに所在を確認することもできます。ところが、ネコは寝子なのです。
外出しようとして、仔ネコを数えますと六匹しか見当たりません。ゴンタが行方不明です。ゴンタは動きが激しいだけに、良く寝ます。しかも爆睡で、ちょっとやそっとでは起きません。あちうこち捜索すること20分、ようやくみつけました。わたしたちの布団の奥〜の方で、夢見心地でした。やれやれ、一件落着です。
※今日の写真は鈴ちゃん特集で・・・今日もとくに理由はありません。
-2010.6.18- Fri
七匹の仔ネコにとって、生まれて離れ離れになるまでの、この2ヶ月というのは、母ネコからの躾や兄弟姉妹との関係によって、社会性を得るためにかけがえのない期間です。仔ネコから観れば、わたしという人間の存在は希薄なもので、なによりも母親ですし、それ以上に殆どかたときも離れずにいる兄弟姉妹との時間は、人（ネコ）格の礎になるのでしょう。ギャッという悲鳴をあげながら、喧騒にじゃれていたかと思うと、お互いを舐めあって午睡しています。近い時期、その甘えの対象は、それぞれの里親さんになります。淋しがるときもあるでしょうが、この仔たちならきっとうまくやっていけると思えるのです。
※今日の写真はフユちゃん特集です。
-2010.6.19- Sat
今朝方、仔ネコたちを解放している時間を利用し、寝床の敷物をすべて取り出し、交換しました。冬用のベッドは、さすがにもう要らないでしょう。洗濯して、この秋まで保管することにします。バスタオルは、そのまま一日中、陰干ししました。洗わなかったのは、来週末以降、続々と引き取りに現れるだろう里親さんにお渡しするためです。引き取られた仔ネコたちは、さすがに独りになり、淋しくて泣くでしょう。親兄弟の臭いについたものがあると、安心できるそうです。
わたしたちの生活空間といっしょに居る機会も増えたことから、わたしたちのふるまいや生活音に驚くこともなくなりました。
いよいよ少しずつ旅仕度です。
-2010.6.20- Sun
仔ネコたちの食欲は旺盛です。毎日3度、皿の周りに群がるようにしてむさぼり食べます。この皿は、仔ネコたちの食事専用だよとミーヤに教えましたら、その様子を遠巻きに、でも、物欲し顔でみつめます。あいかわらず仔ネコの食卓が好きなようで、残りものを喜んで食べるのです。
本日は、ニャアとキジ_2が行方不明。あちこち探しても、これだけ小さなものが寝入ってしまうとどうにも分かりません。ミーヤも探してくれよ、とお願いしましたら、なあにここにいるわよ、と案内してくれました。一発的中。特別缶詰を開けて進ぜました。
-2010.6.21- Mon
ほかの兄弟姉妹が昼寝してしまったというのに、あの寝坊スケ・ゴンタが元気に起きています。ミーヤも相手がひとりだとゆっくり遊んであげられる余裕ができるのでしょう。ふたりでおにごっこ遊びに興じました。ミーヤは童心に帰ったかのようです。ミーヤがゴンタを捕まえようとします。ゴンタは、カーテンの陰に逃げ隠れ、静まりかえります。3秒・5秒・10秒・・・、どうしたものかとミーヤは気になりはじめます。すると、物陰からゴンタがミーヤに跳びかかります。ゴンタ、チビのくせになかなかやります。面白い寸劇でした。パチパチ（拍手）。
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