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| 里ネコ・ミーヤのこと |
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| 七つの仔の出産と成長のアルバム |
| 出産の日 -2010.4.27- |
| 第一週 -2010.4.28-5.3- |
| 第二週 -2010.5.4-5.10- |
| 第三週 -2010.5.11-5.17- |
| 第四週 -2010.5.18-5.24- |
| 第五週 -2010.5.25-5.31- |
| 第六週 -2010.6.1-6.7- |
| 第七週 -2010.6.8-6.14- |
| 第八週 -2010.6.15-6.21- |
| 第九週 -2010.6.22-6.28- |
| 第十週 -2010.6.29-7.3- |
| 最後の頁 -2010.7.4- |
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| 里親さんのお便りコーナー |
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| ミーヤの物語 |
| 2010年のこと |
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成長の記録 -2010.6.22～6.28-
-2010.6.22- Tue
フクちゃんの貰い手はあらわれましたか。ゴンタとフユの里親である能代市のIiさんから、電話をいただいたのは昨晩のことです。いえ、まだなんですが、と応えながら、ひょっとするとIiさんのお知り合いが名乗りでてくれたのだろうかという想いがよぎります。
実は、話しはじめると、聞くも涙、語るも涙になりますが、フクちゃんも引き取ろうかと思いまして・・・。
え、いや、それはたいへんありがたいことなんですが、三匹も大丈夫ですか。わたしも、このまま誰もいなければ、自然体で飼い続けようかとも思っていたところでしたが・・・。
ええ、それは大丈夫なんです。もしよろしければ三匹引き受けさせてください。日曜日にうかがいます。
こうして、三匹の兄弟姉妹は、お隣の能代市で飼われることになります。日曜日には、是非、その聞くも語るも涙の物語もうかがいたいものです。
フクちゃん、おめでとう。福をたくさんふるまってくださいね。
-2010.6.23- Wed
生後8週の体重は、800～900㌘、体長30㌢ほどと言われます。いちばん大きいのがゴンタの924㌘、軽量はニャアの803㌘。体長は30㌢もあるかなあと思いつつ測ってみますと、ブチ_1でピタリの30㌢でした。ドライフードについても、食いつきの差はありますが、だいたいが食べられるまでになりました。ミーヤの子育てとわたしたちのそのサポートは、これまでのところ合格と自画自賛して良いのではないでしょうか。
27日は2ヶ月の誕生日。続々と里親さんが引き取りにあらわれます。ホッと一息、でも淋しくなるでしょうね。やっぱりや～めたと、仔ネコともども雲隠れしましょうか。
※本日の写真はフクの特集です。とてもシャイなので、なかなか自然な表情を撮らせてくれません。
-2010.6.24- Thu
ミーヤは、人にべたつかないネコです。なついていますが、抱っこは嫌いです。気まぐれにすり寄ってくるときもありますが、普段は微妙に手が届かない範囲に座ります。どういう環境で飼われていたものでしょうか。
わたしたちも、この2ヶ月、七匹の仔ネコたちを始終撫でたり、抱き上げたりすることはしてきていません。ゴンタやキジ_2のように平気でよじ登ってくる仔もいれば、フクのように遠巻きでなかなか近寄らない仔もいます。そのままにしてきました。運動会さながらに駆けっこして、じゃれ合う兄弟姉妹を見ますと、そこはネコたちだけの世界であって良かったのだと思います。ただ、わたしたちと生活空間をともにすることで、人間と一緒に暮らしていく最低限のマナーを身につけることができました。いつも一緒にいるのか、独り遊び上手にするのか、里親さん次第です。
-2010.6.25- Fri
朝も明けきらないなか、布団のなかでぬくぬくしていますと、なにやら上掛けに乗っかってくるモノがあります。ミーヤは、布団には決して上がりませんし、重さの感触も違います。寝惚けマナコをこすって見ますと・・・・・ニャアが早暁の散歩を決め込んでいるではありませんか。
あれっ、君、どうやって出てきたの?!!
そうなんです。居間や寝室が、夜中の運動会場になってはたまりませんので、奥のスペースにダンボール三個を積み上げ、高さ105㌢の壁をつくって、出られないようにしているのです。つまりは、それをジャンプ一番、跳び越えてきたこということでしょう。軽量で、手足の長い彼女ならばでの芸当ですが、他の仔も時間の問題ですね。えらいこっちゃ。
-2010.6.26- Sat
奥の荷物部屋と寝室、そして居間。いずれも八畳のこの3部屋が、仔ネコの居住スペースです。この24畳を、ところ狭しと奔放に駆け回っているわけです。日中は自由にさせていますので、最初はおずおずしていた仔ネコたちも、やはり居間がいちばん快適らしく、このカーペットや椅子の上で日長、くつろいでいます。それが、一斉に奥の部屋に逃げ込むときがあります。家の前の農道を、大型の重機が通るときです。その物音や振動が怖いのでしょう。ふだん至って静かな環境であるだけに、仔ネコもびっくりするようです。
さて、その仔たちも明日から里子として、わが家から旅立ちます。それぞれどんな環境が待ち構えているのでしょうか。
-2010.6.27- Sun
今朝9時頃、大仙市からIuさんがにゃアを引き取りに来られました。また、夕刻、能代市のIiさんがゴンタ、フユ、フクを貰いに来ました。ちょうど生後2ヶ月の誕生日です。
Iuさんからメールをいただきました。
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車中、自宅到着11時位まで、にゃアは鳴きっ放しでした。不安と寂しさでしょう。可愛そうでした。
その後も自宅で、暗く狭い所を探してはビクビク鳴き続け、落ち着きません。
3時頃漸く僅かなおしっこをしてくれましたが、水もミルクも何も受け付けない状態です。
今は、落ち着く場所に置いた段ボール箱のハウスで寝てるようです。
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にゃアは、兄弟姉妹のなかでももっとも繊細なところがありましたので、新しい環境に慣れるまで、ちょっと時間がかかるかも知れません。でも、物静かで優しい性格はIuさんご夫妻にはピッタリ合うと思います。
フクは、新しい名前をもらいました。チビです。ゴンタとフユ、チビは3兄弟姉妹で引き取られたのですから、幸せ者です。ご主人と長男君で、チビも貰おうという共闘作戦に出て、奥さんとの交渉の結果、ジュース・アイス抜きを条件に成立したとのことです。
どうかどうか、可愛がってあげてください。
-2010.6.27- Sun Postscript
能代市のIiさんから三兄弟到着後の模様を連絡いただきました。
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途中カーブなど車が揺れると流石に鳴きましたが思ったほどでもなく、静かな物でした、多分３匹一緒と言う事も有って心強かったと思います。
帰宅後少しの間は、入れて来たバスケットから出ず３匹が団子のように固まってましたが、今は用意した段ボールの寝床に『ごんたとちび』・『ふゆ』は箱の外に置いた頂いてきたバスタオルに頭を突っ込む様にして寝ています。
この寝床はまだ頂くのは二匹としていた時に用意した物なので少し小さいようです。明日にでもこれより大きな物を探そうと思ってます。
水も食べ物もトイレすらまだですが明日には慣れると思います。
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元気がなによりです。
-2010.6.28- Mon
本日は、ブチ_1をにかほ市のStさんにお渡ししました。名前は、帰ってからゆっくりとお孫さんにつけさせるそうです。七匹のうち、いちばん元気ないたずらっ子で、わたしたちは密かに“とっしん（突進）君”と呼んでおりました。ミーヤにも、いつも叱られていましたが、どうか、腕白ですくすく育っていってほしいものです。
これで残っている仔ネコはキジ_2と鈴の二匹だけです。一気に五匹もいなくなりましたので、家は急に静かになったような感じです。ミーヤは、ささやくような鳴き声で仔ネコたちを呼びます。最近、いつも寝どころにしていたタンスの裏やダンボール箱の陰に、仔ネコが隠れていないか探しにいきます。
ミーヤが無事に出産し、七匹のその仔ネコたちには、これ以上はないベストな里親さんがあらわれました。それでも、ミーヤが、いない仔ネコを探す姿をみるのは、ちょっとやるせなくなります。
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